いじめ対策

 最近、増えているらしいいじめについて。
 確かに文部科学省のデータでは増えているのですが、ちょっと僕としては懐疑的。どの状態からがいじめなのさ!っていうと、今はいじめられているほうが訴えたらいじめだと決められているので、昔のデータとは単純に比較できないんじゃね〜かと。(昔は訴えても認められなかっただろうし。) ただ、確実に未成年の自殺は増えているのですね。これもデータからですけど、自殺数には個人の受けた印象がはさまる余地はないから正しいでしょう。


 いじめってそもそも、自分は強いと思ってるやつが権力を誇示するわけでしょ。(まぁ、弱い物たちが夕暮れ、さらに弱い物を叩く場合もありますけど) どっちにしても、横並び一線では満足できない者が他を貶めることによって自分の社会的身分を確保する、もしくは自分の暴力的な欲求を満たそうとするもんです。
 いま,問題なのは、学校には社会観念を備えた絶対的な強者が、教師しかいないということではないかと思うんですね。喧嘩の強いヤンキーにガツンと言って、復讐されないのは教師だけでしょう。つうと、40人の子どもに対して絶対的強者である教師が1人しかいないというのは、目の届かない部分が絶対に出てくる。


 実は、もしも自分が教師だったらど〜すんの?って考えたら、いじめを目の当たりにしないと対処するのは難しいのではないかという結論に至ってしまったのですね。
 いじめの現場を押さえたら、いくらでも叱ることができる。でも、いじめられている側から聞いた話だけで、いじめっこを叱るといじめはエスカレートしかねない。「いいつけやがったな。このやろ。」みたいな。それを押しとどめるには終始見はっていないければならない。でも、40:1ではどうしても目の届かない箇所が出てくる。そもそも、いじめの起きづらい環境って教師の目が行き届いている状態でしょ。同じよね。・・・いじめの対応って難しくね??



 ・・・んじゃ、どうするのか。



 今、脊髄反射的に思いついたんですけど。
 団塊の世代と呼ばれる第一次ベビーブームの方々が大量退職していくのだから、それを生かしてはどーでしょーね。これ。

  1. 各学校に高齢者の学校ボランティアを相当数置き、法律的な権限を与え、大人の目の届かない場所を少なくする。(駐車違反取り締まり方式)
  2. 各学校で社会教育講座などを積極的に開く。絶えず人の出入りする環境を作り、生徒に常に他人から見られているのだという意識を構築していく。(学校の社会化)


 こんな手段を考えました。
 法律では学校は社会ではないんですね。"学校以外"が社会なんですよ。それが、学校を閉鎖的にしている元凶です。家庭すらも社会の範疇に含まれているのに、です。だから、社会ではない学校と言う閉鎖的な空間だからこそ、同年代の子どもたちが集められた結果、小さな身分階層社会を構築してしまう。それを崩壊させるためには、学校を解放し常に他者の目に触れさせることにより、悪いことをすると確実に見つかってしまう環境を作り上げる必要がある・・・と思う。


 とりあえず、いじめの多い小中学校だけでいいのかな。(教室も余ってるだろうし) どんなもんだろ。いじめがさらに陰湿化するという意見もあるだろうけど、減るんじゃね〜かなぁ。。。まぁ、机上の空論なんだけどさ。でも、教師と保護者の責任のなすり付け合いよりはいいと思う。。もう、しょうがね〜から、みんなでしつけをしていこ〜ぜ!っていう線で考えてみました。
 個人の人格は環境が育む。環境から変えていってはど〜でしょ。