泥棒事情。

先日会社の先輩が泥棒に遭ったそうでですね。その話を聞いて非常に怖いな、と思ったのでメモ。


まず事の始めは、自分の部屋で寝ている時に、机の上の財布を盗まれた事。それだけでも怖いです。だって寝ている脇をかすめてたんでしょ。ひゃぁ。


まだ犯罪は続けられた訳で。
とりあえず何も知らずに眠りこける家主を尻目に、家の電話が高らかに鳴り響くのですよ。時刻は午前5時。


電話は警察から。なんと自宅の近くにいた不審な男を事情聴取したところ、先輩の財布を持っていたと。それで確認の電話をしたらしいのですね。何も知らず唐突に事実を知らされたので先輩はびっくり。机の上を確かめたところ、確かに置いたはずの財布がない。
そこで警察が「カードも入っていたのでスキミングされた恐れがあります。こちらから銀行へ連絡をして、あなたの家に電話がいくように手はずを整えましたので、電話を切ったらそのまま自宅で待機していて下さい。至急銀行から連絡がいくかと思います。」と告げるのです。


とりあえず言われるままに電話を切り、最近の警察は気が利いているなぁと感心したりして待っていると、間もなく銀行から電話がありまして。
若い女性の声でカード利用停止の手続き方法の説明と、本人確認をされたそうです。
「お名前からどうぞ」「住所は?」「生年月日をお願いします。」うんぬん。


聞かれるままに答えて行くと「それでは最後に四桁の暗証番号をお願いします。」と。


こいつはおかしいですよ。そう。おかしいですよ。 ←二回言う
だって必要ないし怪しいじゃん。そこで先輩は泥棒が暗証番号を聞き出す為に考えた、巧妙な手口だということに気がついたのですね。
電話を切って、近くの警察署へ電話したところ案の定「そのような報告は受けていません」
 

暗証番号は言わなかったので事無きを得たそうですが。怖い話だよ。。。寝てていきなりそんな電話かかってきたら、勢いで言っちゃいそうだもん。はぁ、気をつけないと。


ピッキングか何かで、普通に玄関の鍵を開けて入って来たそうです。自宅の電話番号は玄関に置いてあった公共料金の明細から知ったと。大胆かつ巧妙です。
自分の身は自分で守りましょうという話でした。くわばらくわばら。