呆れ果てた

http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya060903.htm
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/986486.html


・・・世論が分からない。
いじめまでは発展していない状況で、からかいが起こったからといって、そこでなぜ叩く?


教師が生徒に本気で怒りを感じる時っていうのは、ほとんどが理不尽なものだと思う。大抵、感情的になってるもの。本当だったら怒りを感じてはいかんよね。怒っているようでも頭の中は冷静に、生徒に対してはきっちり叱る。
この先生は、乗り越えきれていない自らの苦い過去を、クラスの生徒に重ね合わせた結果、手が出たようにしか見えないのです。手を出す前にからかいをやめさせることができなかったのは、間違いなく教育力不足だよ。
大体、過去にいじめられたからって理由で教師を目指すのは、生徒に迷惑だ。違ったら、ごめんなさい。でも、そういう人が多いよね。。本当だったら、そこを乗り越えないといけないのに。


正しい対処は、自分たちがひどいことをしているのだと認識させるまで、きちんと何回でも根気強く叱ることだったんじゃないのかな。
僕も小学生の時に、散々悪さをして教師に殴られましたが、ふりはしても心から反省したことってなかったなぁ。泣いたり、ごめんなさいって言ったりしたけど、心の中ではベロを出してた。子どもってそのくらいはやってのけるもんでしょ。
ましてや、今回はここまで事が大きくなってんだから、子どもだってやばいことは分かるよね。


逆に反省したのは、何時間も諭された時なんだよね。
怒鳴るわけでなく、静かな怒りを感じるような、そんな説教。いじめをしたけど、悪いことだとは思ってなかった。相手の悪い所を挙げ、「だって、いじめられるようなことをする、あいつが悪いんだよ!!」とか言ってた。
それを一つひとつ否定され、自分の行動の卑劣さを指摘され、いじめを自分の身に置き換えて考えられるようになった時に、ようやく反省できた。「あ、あいつが正しいとは思えないけど、俺はもっと酷いことをしてたんだ。」って。


叩いても何も解決にはならない。ほとぼりが冷めたら、さらにエスカレートしたことをやるかもしれない。逆に今回のことがいじめの芽を育ててしまったかもしれない。
人間、英雄ぶった行動は自分に酔えば簡単にできるもの。手を出しても退職願いを出せば済むなんて、無責任だ。最後まで全うしないと。