最終兵器彼女

最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス)

映画が公開されるということで、最近コンビニで売っています。ちょっと久しぶりに立ち読みしてんですが、立ち読みするには重い内容ですよね。ひゃ〜、泣く泣く。
賛否両論あるけど、主張するということは大切です。


「それでもぼくらは恋をしていく」というフレーズに騙されがちですが、こいつは恋愛漫画ではないと思います。作者が、二人の恋愛という形を借りているだけなのではないかなぁ。
正直、主人公の思いは描写が薄っぺらくて共感しきれないし、戦争描写もなんか軽くて中途半端。ただ、作者の主張や思いの強さは全編通して漂っていて、そこに感じるものがある。
戦争などの極限状態では、個人に残されていることは、恋をするようなささいな事柄だけだということ。広くとらえると、自分に近しい人達を大切にするような人間的なことが、実はすごく大事なんだということ。当たり前だけど、そんな主張なんだと思います。
戦争なんてそんなものすらも奪って行くんじゃ。このやろ。


なんか実写映画化されるけど、失敗するような予感しかしないね。