マイノリティ・リポート
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/11/12
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正直、後半の謎解き部分は蛇足なんじゃないかと思うのですが、全体を漂う雰囲気とか、小物やキャラのデザインは秀逸。
なんでしょ。裸のランチとか未来世紀ブラジルに通ずる部分を感じました。
というかですね。この映画は未来世紀ブラジルへのオマージュなのではないかと思うのですよ。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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随所に未来世紀ブラジルを受けて作ったんだろうかなぁ、、というシーンが見受けられました。(勝手に思ってるだけですけど)
例えば、多数の捜査官が上空からロープを伝って、ベットルームへ滑降してくるシーン。
未来世紀ブラジルでは非常に印象的に、権力行使の象徴のようにも使われています。またはテロリスト、タトルのように管理社会からの逸脱。
マイノリティリポートでも冒頭のシーンで使われていて、「おっ」と思って見てました。なんか、にやけちゃう感じ。スピルバーグ、やるなぁみたいな。
未来世紀ブラジルという映画は、主人公の新人役人サムが恋をして、管理社会から脱出を図るというような内容です。
けど、スピルバーグが描きたかったものは、未来世紀ブラジルとは違う未来であって、きっとサムのなりたかった強い人間はトム・クルーズであり、体制に反抗出来るくらい強いサムを描いたのがマイノリティ・リポートなんだと思いました。
最後に軽く。
未来世紀ブラジルという映画は今まで見た中で、一番衝撃的なラストでした。2時間20分はだるい映画だと思うのですが、最後の10分が秀逸。それだけの為に見る価値があると思います。
終わってから動けなかった映画ってないもんなぁ。。。
もう一本、印象的なラストシーンを挙げろと言われたら、アンダーグラウンド。
ラストに車椅子の回るシーンは悲しくて、壮絶に美しいと思います。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/07/21
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