バタフライ・エフェクト

仕事終わりの彼女と落ち合い、立川シネマシティーへ。
レイトショーって初めて見ましたが、安いのですね。。。1,200円でした。


まぁ、面白いですが僕の好みではなかったです。
公開前から注目していたのですが、予想を裏切られた映画ではあります。
中途半端なんすよねぇ。。


元々、公開前の情報から鑑みて、重い話なのだろうとは思ってました。なんだろ。トレイン・スポッティングみたいなのを想像していたのですよ。こう、重たいテーマをスタイリッシュな映像で軽く見せるみたいな。
ですがCMをご覧になった方は分かるとおり「今までで一番切ないハッピーエンド。」と銘打って公開されてまして。あれ?恋愛映画なの??みたいな。


んで見に行ってみたら「どっちつかずじゃね〜かよ!!き〜!!」と。


ただし、映像は面白いし、CGの使い方はすごいです。
有るものをなくしてしまうっていうのは凄いよね。


面白いことは面白いので見に行くと良いかも。
ただ恋愛映画を想像して行くとつらいです。


以上、私観でした。
まぁ、あくまで僕の感想です。




注)以下、軽くネタばれします。メモ。






〜恋愛映画として見た場合〜

  • テーマが重い。
  • 主人公が自己中。つうかあんまヒロインと絡んでない。何故にそこまで執着する?
  • 結末で無理矢理に恋愛映画っぽく持って行った節があり。主題はそこではないのでしょう。

〜コンセプトを持った映画として見た場合〜

  • 恋愛要素は別にいらない。特にオチ。
  • 主人公は聖人のメタファーか。途中のエピソードのそこかしこに見受けられる。聖痕とか。それにしては自己犠牲の愛ではなく、感情に流されまくりで攻撃的。
  • ・・・あんま主人公に感情移入出来ない。
  • 過去を変える度、ひたすら状況が悪化するのに、何故か最後だけハッピーに。

とまぁ、色々とありますが。
実はディレクターズカットが存在するそうで。比較サイトがありましたのでリンク貼らせて頂きます。
・・・・好奇心で見ちまいました。





注)以下、リンク先を見ると完全にネタばれします。



http://mahito7.hp.infoseek.co.jp/butterflyeffect.htm







う〜んと。ディレクターズカットにした方が全然良かったのでは?だって繋がるもん。
そんで恋愛要素をもっと削るのだ。恋愛をテーマにするのではなくて、自己犠牲の愛情をメインに据えてはどうでしょう。


父親と同じような選択をする訳だけど、ヒロインを救うというのと母親や周りの人を救うというのと両方の気持ちがあり、こういう行動に出るのですね。
んだよねぇ。。あと一回過去に戻ったら死んじゃうはずだったんだろうしね。


・・・これ、切ねぇな。。