ヘンリー・ダーガー

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

これはですね。。。ちょっとすごい人です。
会社の先輩に教えてもらいました。


アメリカのアウトサイダーアートの分野では有名な人。
去年渋谷の画廊に個展が来てましたが。


生前は身寄りもない清掃員で。
シカゴの片隅でひっそりと生きていたそうですが、死後に大家が家の中に足を踏み入れた事によって脚光を浴びました。


人付き合いもない老人が家の中で何をしていたかというと、小説を書いていた訳です。挿絵を描いていた訳です。
「非現実の国」で大人に虐げられ、虐待されている子供達を救う為に立ち上がった「ヴィヴィアンガールズ」という少女達の物語。大家が足を踏み入れた時には部屋中に貼られていたそうです。


う〜ん。。。変態っちゃ変態ですね。。



以下、ネットで見つけた記載。

ヘンリー・ダーガーは、1892年にアメリカ、イリノイ州シカゴに生まれる。
幼少の頃、母が妹の誕生とともに死に、生まれた妹もすぐに養子に出される。ダーガーが
孤独のうちに執拗に描きつづけた少女の原形は、現実に会うことなく失ったこの妹ともい
えます。
8歳になるとカトリックの少年施設の入れられ、その後知的障害児のため施設へと送られました。
16歳でそこを出た後、71歳で足を痛めるまで病院で掃除夫や皿洗いなどの仕事をして生活を支え、
1973年81歳でこの世を去りました。

5歳から7歳くらいまでの少女たちが画面を埋めつくし、遊び回ったり、兵隊と戦ったり、時には拷問をされたりする様子が描かれたヘンリー・ダーガーの作品。
しばしば裸で描かれ、男性器がつけられた少女たちを描いたダーガーの作品は、子供服の広告や新聞、雑誌に載った少女の写真、漫画の登場するキャラクターなど、見つけられる限りあらゆる少女の画像を切り集めたものを、コラージュしたり、画像をトレースしたりして作られています。


4才で妹と生き別れ、8才で精神施設へ入れられ。
自分には学がないので絵が下手だと思い込み、19才から妹の影を追い求め「非現実の国」と作り上げる事に専念し始める。


性的な指向が見た事のない妹へ向かうというのが、なんとも。。偏向した愛情とリビドーですね。
男性器が付けられるというのも自己同一性なんじゃないかと思ってしまいます。

・・・救われないですよねぇ。。



草間彌生くらいアッケラカンとしてればいいんですけど。。。
ちなみに草間先生のインタビュー

子供の頃から世界が水玉に見えていて、動植物の声が聞こえたとか。
今も精神病院に個室が与えられていて、そこで制作をしているのだそうな。


ここまでアッケラカンとしていると面白いなぁ。。
友達になりたい。。。。